家のつくり方は誰も教えてくれない
家のつくり方を教わったことがありますか?
大工や建築士の親をもたない限り
教わらないですし、
学校の先生から教わることもなければ、
友人に聞いても納得のいく答えが
返ってくることはほとんどないでしょう。
実際のところ、
ほとんどの人が教わらないまま、
建築業者に任せて
建ててもらうことになります。
プロに任せておけば大丈夫だろうと…。
間取りとかインテリアなどの外側の部分は
よく調べて検討しますが、
内側(基礎や構造)のつくり方は
教わることも調べることもなく
建てられているのではないでしょうか。
そこで、一度立ち止まって考えたいこと。
「家は幸福に生きるためにとても大事なのに、
家のつくり方は誰も教えてくれない」
グラフィックデザイナーの
原研哉氏の言葉です。
無印良品のアートディレクターを
手掛けていることで知られている方です。
家のつくり方は誰も教えてくれない
原研哉氏の言葉の裏を返せば、、、
家のつくり方をよく知らないまま新築すると、
幸福に生きられなくなってしまう
とも言えそうです。
マイホームを建てた8割のオーナーが
後悔している…
なんて聞いたことがありませんか?
「3回建てると理想の家になる」
というセリフを耳にしたことが
あると思います。
3回も建てる人なんてまれでしょうから、
つまるところ、理想の家などできない
という意味で使われているのでしょう。
反対に、
「家づくりに大満足した!」
という声を聞くことはほとんどないですね。。
幸福ではなくなる家
では、幸福ではなくなる家とは何か?
例を挙げてみます。
- 間取りがチグハグで動線が悪い
- 壁の内側で結露して柱が腐った
- 断熱効果が発揮されずに光熱費がかさむ
- 地震に耐えられずに住めなくなってしまった
- 10年に1回の外壁塗装で出費が大きい
- 多額のローンを組んでしまって返済に苦しむ
…他にもたくさん考えられます。
それなら、幸福に生きられる家に住むためには
どうすればいいのか。
家づくりの準備期間は『少なくとも2年』
【NPO法人 家づくり援護会】は、
家づくりを決意してから竣工まで、
少なくとも2年程度の時間的余裕をもつ
のがよいと提案しています。
家のつくり方を知っていれば、
未然に防げる不幸もあるはずです。
ですから、見かけのつくり方だけでなく、
「見えない部分」こそ調べておく
(自分なりに勉強しておく)
必要があると私は思います。
- 構造材はどんな建材を使っているのか?
- 採用する断熱材のメリットとデメリットは?
- 構造計算しているのか?
- 直下率は高いのか?
- 30年間のメンテナンス費はいくら?
- 変動金利が上昇しても支払えるのか?
これは家づくりに限ったこと
ではないですね。。
食品にしても、どんな添加物が入っていて、
体にどんな影響を及ぼすのか?
投資は難しそうだけど、日本円だけで
預貯金していて資産は増えるのか?
常識を見直すきっかけを与えてくれる
原研哉氏の言葉。
「家は幸福に生きるためにとても大事なのに、
家のつくり方は誰も教えてくれない」
今一度、幸福に生きる家について
家族で話し合ってみてはいかがですか。
【まとめ】情報は自分から掴みにいけ!
添加物もお金も学校では教わりませんが、
人から教わらないこと、
面倒で避けられやすい話題に
本質があるような気がしています。
情報は自分から掴みにいけ
という結論にいたります。
【 マイホームをつくる建築会社を選ぶ極意 】を30,000文字で書きました! ⇒ 【実録】地元の工務店で建てよう|42tkbts|note