【体験談】『温水ルームヒーター』のあったかさと具体的なコスト

家づくり 工法

「温水ルームヒーターを使うと部屋がどのくらい暖かくなって、どのくらいコストがかかるのか?」

この記事はそんな疑問をもつ方へ向けて書いています。

【体験談】『温水ルームヒーター』のあったかさと具体的なコスト

【体験談】『温水ルームヒーター』のあったかさと具体的なコスト
リンナイの温水ルームヒーター

冬の間、わが家では【リンナイの温水ルームヒーター】という1階リビングに設置している暖房器具1台で家全体を暖めています。

床暖房のようなあつさはないですが、心地よいあたたかさになります。

エアコンもありますが、暖房用には一度も使っていません。

まず、リンナイの温水ルームヒーターとは…

Rinnai 温水ルームヒーター(床置移動型)の概要

  • 本体価格 : 12万円(2019年 設置当時)
  • 幅 : 63.5cm
  • 高さ : 49.0cm
  • 奥行き : 18.6cm
  • 重さ : 約11Kg

持ち運びができるほどコンパクトですので、5月頃に暖かくなってくると、取り外してクローゼットにしまっています。

2019年11月17日(日)20:30の室内温度と外気温の比較

温水ルームヒーターは、朝の2〜3時間稼働させると切れるように設定しています。

その日の20時30分は、無暖房の状態でした。

  • 1階リビング:22.7℃
  • 2階寝室 :22.3℃
  • 外気温 : 5.4℃

無暖房でもあったかい家を実現する高い断熱性能

このような無暖房でも室内が暖かいという結果は、「高い断熱性能」によって実現されています。

わが家は建坪約30坪で吹き抜けがあり、ほぼワンルームのような間取りになっています。

2階の寝室と子ども部屋のドアはいつも開いています。

断熱性能が優れているため、【温水ルームヒーター + 家電から発せられる熱 + 人の体温】で快適な温度になります。

ガスを中心にした家づくり

わが家は「ガス中心」に生活しており、給湯器にエコワンを採用し、浴室暖房やガスコンロなどを使用しています。

プロパンガスを採用していますが、ガス会社との契約時に、都市ガス並みの安さになるように交渉しました。

一日中ヒーターをつけ、毎日バスタブにお湯をはるような真冬だけは、1ヶ月のガス代が2万弱になりました。電気代は1万円ぐらいです。

2019年10月〜4月のガス代と電気代 (ガス代+電気代=合計)

  • 月 : ガス代 + 電気代 = 合計
  • 10月 :   8,200 +  6,500 = 14,700円
  • 11月 : 13,000 +  8,000 = 21,000円
  • 12月 : 19,800 +  8,600 = 28,400円
  • 1月 : 15,800 +12,000 = 27,800円
  • 2月 : 18,000 +10,000 = 28,000円
  • 3月 : 12,600 +10,000 = 22,600円
  • 4月 : 11,500 +  9,000 = 20,500円

私が住む地域は、11月から3月までの給与に『寒冷地手当』がつくほど冷え込みますし、雪が降ります。

最高値を記録した12月は、寒さに加えて、泊まりがけの来客が多かったことも影響していると思います。

一般的なマンションとのガス・電気代を比較

最高値を記録した2019年12月と、以前住んでいた1LDKマンションの2018年12月を比較します。

  • 現在の家  12月 : 19,800 + 8,600 = 28,400
  • マンション 12月 : 13,000 + 9,000 = 22,000 ※マンションは暖房費を除く

マンションでは暖房器具に、「石油ストーブ」を使っていましたので、灯油代が月4,000円ほどかかりました。

ガス代と電気代に灯油代をたすと、12月のマンションでの費用は、【26,000円】になります。

つまり、現在の一軒家(28,400円)とマンションの1LDK(26,000円)では、ガス代や電気代の暖房費用がほとんど変わらないことが分かりました。

さらに、石油ストーブはLDKを温めるのがやっとで、トイレや浴室、寝室では肌寒い思いをしていました。

エアコンは、機械がうなるぐらいのパワーにしないと頼りになりませんでした。

マンションの隣に住んでいたご家族(1LDKの4人家族)は、エアコンをフル稼働していたそうですが、電気代がひと月に2万円かかるとおっしゃっていました。

他の月を比較しても、ガス代と電気代は現在の家とほとんど変わらなかったです。

【おまけ】知人から聞いたハウスメーカーの話

余談ですが、有名ハウスメーカーで建てた知人が、「10年でボロボロになった」と後悔していました。

新築した当時は、「大手だから安心」「高級感がある」と思ったそうです。

土地選びも、今考えれば失敗だったそうです。

知人が言うことには、「安く建てて、生活様式に合わせて建て替えるのがいい」とのことです。

確かに、1000万円のローコスト住宅であれば、3棟建てても3000万円です。

新築のマイホームを建てた方の感想だけでなく、10年、20年住んだ人の感想を聞くことも大事だと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

わが家が掲載されている住宅雑誌です ⇒ 『医師が薦める本物の健康住宅 0宣言の家 2022年WINTER/SPRING 0宣言を取り入れた住まい/住医学研究会』


【マイホームをつくる建築会社を選ぶ極意】を30,000文字で書きました! ⇒ 【実録】地元の工務店で建てよう|42tkbts|note