家づくりの勘所は「スケジューリング」
多くの人が人生で一度あるかないかの「マイホーム計画」。
わが家は間もなく、引き渡されてから丸3年が経とうとしています。
今思えば、家づくりの「全体像」をはじめの段階からつかんでおくことが勘所だったと思います。
ゴール(引き渡し)までの道のりをはっきりさせて、一つ一つ確実にクリア(決断)していくということです。
初めて建てる人が、次に何をしなければならないのか分からないのは当然のことです。
だからといって、先が見えないままだと不安になりますよね。
ですから、先を見通して、余裕をもって家づくりを進めることが満足のいく家づくりにつながります。
家づくりの勘所は「スケジューリング」
わが家の場合、請負契約から完成までは以下の順に進みました。
- 建物請負契約
- 構造計算・地盤調査
- 開発許可・建築確認申請
- 建物仕様決定
- 地鎮祭
- 着工
- 上棟
- 完成
この8項目で家づくりの大まかな流れは分かりますが、これだけではまだまだ足りません。
施工業者(ハウスメーカーや工務店)からは、決めなければならない「宿題」を次々と出されます。
宿題の内容は、キッチンやユニットバスの仕様を決めることだったり、全部屋の照明器具を選ぶことだったり、多岐にわたります。
ところが、出される宿題にその場しのぎの対応をしていくと、家づくりの当初のコンセプトから外れてしまったり、余計に費用がかかったりしてしまいます。
矢継ぎ早に出される宿題ですが、大げさに言えば、生涯を左右する宿題になるかもしれません。
例えば、ユニットバスの色や形が気に入らなかったとしても、リフォームでもしない限り毎日見ることになるのです。。
疲れを取るためのお風呂であるはずなのに、気に入らない仕様を見るたびにストレスを抱えるような日々は送りたくないものです。
ですから、できるだけ早く宿題に取りかかり、限られた時間の中で最善の選択をしていくことが、後悔しない家となります。
施工業者に確認しておきたい工程の例
そこで、完成までの細かいスケジュールを施工業者に確認しておくとよいと思います。
一例を挙げてみます。
- いつ着工金や中間金、残金などを支払うのか?
- いつまで照明器具を決めるのか?
- いつ照明器具を取り付けるのか?
- いつスイッチやコンセントを取り付けるのか?
- いつ造作棚を取り付けるのか?
スイッチやコンセントを取り付ける日が分かっていれば、予定を合わせて現場で微調整することが可能です。
私の場合、コンセントを取り付ける現場にたまたま立ち会って、高さを変えてもらうことができました。
もし立ち会っていなかったら、使いにくい場所にコンセントが付いていて、今頃不便な思いをしていたかもしれません。
ブレないコンセプトを決めておく
それと、家の完成までブレない『コンセプ』』をはっきりもつことが大事ですね。
コンセプトがはっきりしていると、住宅設備や照明器具など選ぶ際に、「コンセプトに合っているか?」という視点に立ってスムーズに決めることができます。
照明器具に関しては、設置するギリギリに発注すると品切れになっていて間に合わないことがあるので、「間取り」と一緒に考えるのがベターかもしれません。
照明の位置や色で雰囲気が大きく変わります!
あとは、魅力的なプランを提案されても、「これ以上は払えない!」という一貫した姿勢も必要ですね。
【まとめ】スケジュールをはっきりさせて、トラブルを減らそう
完成までのスケジュールがはっきり分かると精神的に余裕ができますし、何より施工業者とのトラブルが減ります。
気持ちにゆとりをもった家づくりが、満足のいく家となることを願っています。
以上、家づくりのお役に立てれば幸いです。