コーヒーこぼし1年経った漆喰壁
「漆喰の壁にしたいけど、汚れが付いたらどうなるのか?」
この記事は、そんな疑問をもつ方に向けて書いています。
わが家の漆喰壁がコーヒー色に染まった経験をもとに、1年後はどう変化したのかご紹介します。
コーヒーこぼし1年経った漆喰壁
結論から言いますと、1年かけてほとんど目立たないほどにコーヒーのシミが消えました。
わが家は、内壁にモルセムダーという『スペイン漆喰』を塗っています。
自然素材100%のモルセムダーは空気層が多く、より多孔質で高い断熱・透湿効果をもっています。
それだけでなく、調湿性に優れ、結露・カビ・ダニを防ぎます。
そして、コーヒーのシミができたとしても汚れを空気中に分解し、数カ月後にはシミを消してしまうといわれています。
スペイン漆喰とは?
スペイン漆喰は、スペイン産の石灰を主成分とした天然無機質の自然素材 100%です。しかし、一般住宅を中心に広く普及しているビニールクロスは、合板などと同じように有害な化学物質で作られているため、「0宣言の家」では採用していません。
住医学研究会 HP
「住医学研究会」のサイトより、スペイン漆喰の優れた特徴を7つお伝えします。
- 【優れた調湿機能】 固化剤として一般的に使用されている樹脂、セメントなどの化学製品の成分を一切使用していない自然素材100%のため本来の機能を100%発揮。優れた調湿機能で、快適な室内空間を作ります。
- 【結露、カビ・ダニを防ぐ】 優れた吸放湿機能で湿度を調整し、結露やカビ・ダニ、ひいてはアトピー対策として効果的です。
- 【自浄作用あり】 自然素材100%のスペイン漆喰は、pH13 もの強いアルカリ性を示します。カビやダニが生息できる pH 値は 1~11 までと言われているので、漆喰の強アルカリ性には優れた殺菌作用があることがわ かります。土蔵で保管した古文書などがいつまでも保存状態がよいのは、この殺菌効果によるものです。加えて自然素材の漆喰は、ビニールクロスとは違い、静電気を帯びない性質を持っているので、掃除機などの埃の吹き上げを寄せつけません。そのため室内を清潔に保つことができ、ハウスダストが原因で起こるアレルギーなども、しっかり防ぎます。
- 【保温・断熱による省エネ効果】 無数の気孔が空気の層となり、外気温に影響されにくく、冬暖かく夏涼しい室内環境が得られます。
- 【においの吸着】 タバコやペットの気になるにおいなど、家の中の生活臭を吸着・脱臭するのでトイレにもおすすめです。
- 【環境にやさしい】 樹脂やセメントを一切含んでいないため再利用ができ、自然に還すことが可能なエコロジー材料です。
- 【有害物質を発生しない】 自然素材 100%のスペイン漆喰はシックハウスの原因となる化学物質を一切含んでいません。また 室内の有害物質を吸着する安全・安心な素材です。そして塗った後の嫌な臭いもないので、快適にお過ごしいただけます。
1年前、幼稚園児の娘がダイニングテーブルの上でコーヒーを盛大にこぼしました。
こぼれた勢いが、ダイニングテーブルを横付けしている漆喰壁まで及んだ結果が上の画像です。
この壁はキッチンの立ち上がり壁なのですが、リビングから丸見えの場所です。
焦る妻。
冷静な私。
妻: 「あ〜このままシミが残ったらどうしよう…」
私::「お、ついに漆喰の自浄作用を試す時が来た!」
シミがアート作品のようでクールだとすら私は思っています。笑
壁にシミが付いてから、10日目の様子がコチラです。
10日経って薄くなったシミ
上の画像で、シミが多少は薄くなっていることがお分かりいただけるでしょうか。
コーヒーをこぼした1日目と10日目を並べてみます。
壁に向かって水の霧吹きを毎日しました。
その後は霧吹きが面倒になり、3週間ほどでやめてしまいました。。
次は、漆喰壁がコーヒー色に染まってから、1年が経った様子がコチラです。
1年経ってほとんど目立たなくなったシミ
跡はまだ残っていますが、よく見ないと分からないくらいには薄くなりました。
漆喰の自浄作用だのみでここまで来ました。
ちなみに、スペイン漆喰でも『醤油のシミ』は消えないそうです。。
#その話を職場の同僚に伝えたらみんなで新築祝いに醤油を持っていくと言われた過去
今後も、漆喰壁のシミに変化があればご紹介したいと思います。
【まとめ】時間はかかるがシミは目立たなくなる
シミが完全に消えるまであとどのくらいかかるのか、もしくは完全に消えないのかは分かりません。
私は1年でここまでシミが見えなくなったことに満足しています。
以上、漆喰壁を採用するか迷っている方や興味がある方のご参考になれば幸いです。
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