断熱のおかげで家が暖かい!

家づくり 工法

10月末、外気温は18℃ほど。

夕方の外は肌寒く、上着がなければ居ても立っても居られません。

そして、冬の匂い。。

そんな日の17時半頃に訪れたご近所さん(隣人)の一言。

無暖房のわが家に入るなり、

「あったかい!」と言ってくれたのでした。

断熱のおかげで家が暖かい!

断熱のおかげで家が暖かい!

(壁パンパンに詰めたセルロースファイバー)

肌寒い夕方、玄関先に来た隣人との会話です。

隣人「あったかーい。ヒーター使ってます?」

私 「使ってないですね。」

隣人「ご飯の支度してるからあったかいのかな?」

私 「支度はまだです。」

隣人「へー。」

おそらく、隣人の家ではヒーターを使っていたのかもしれません。

なぜ、わが家は無暖房でも暖かかったのか?

それは、

どの場所も年中ほぼ一定温度で快適な室内空間

となるように、断熱性能を高めたことが功を奏していると思います。

高めた断熱性能とは、、、

家の内壁から外壁まで、使用する全ての資材を一つの断熱材として捉え、4つの性能をあわせ持つ構造(クアトロ断熱工法)を成しています。

透湿×調湿×断熱×遮熱=クアトロ断熱

  1. 透湿効果を発揮する内壁の『スペイン漆喰
  2. 調湿・断熱・蓄熱する『セルロースファイバー
  3. 構造体まで断熱する外断熱材の『ネオポール
  4. 遮熱する外壁の『セレクト・リフレックス

クアトロ断熱を施工するにあたり、どれか1つでも調湿しないビニールなどの建材を用いてしまうと、壁内に結露が発生しやすくなるという考えに終始しています。

トータルで見たときに、外壁から内壁まですべて調湿効果を発揮することになります。

つまり、家が「呼吸」できる状態になっています。

「壁全体が断熱材」になっており、自然素材だけで高気密(C値0.6・UA値0.6)を実現しています。

デメリットとしては、断熱材にかなりお金がかかっていることです。笑

反対に、向こう数十年間の光熱費をおさえるために、初期費用(イニシャルコスト)に体重を乗せた感じです。

ランニングコストを抑えて数十年間のトータルを安くする

高気密高断熱住宅にすることでイニシャルコストは高くなってしまいますが、ランニングコストを抑えることで回収していこうという計算です。

正直、イニシャルコストが高かったので、意地でも暖房器具を使わないぞという気持ちになることはあります。。

でも、割高になったとしても断熱性能を上げるためにイニシャルコストをかけた方が、長年住み続けることでお得になるということです。

何より、機械に頼らなくても暖かい家ってなんだか自然派で健康的な感じがしません?笑

【まとめ】光熱費を抑えるために断熱強化は欠かせない

外が肌寒い季節になっても無暖房のわが家。

ですが、11月に入り、さすがに外気温が10℃ぐらいになったので、オイルヒーターを引っ張り出しました。

高気密高断熱住宅のいいところは、家全体が「魔法瓶」のようになっているので、一度暖めた部屋は冷えにくいということです。

#逆に夏は冷やした部屋があつくなりにくい

高気密高断熱住宅では、暖房器具をずっとつけておく必要がなくなります。

イニシャルコストにお金をかけるのか、ランニングコストがかさむのを我慢するのか。。

35年ぐらいのスパンで、長い目でコストを計算することが大切でしょうね。

以上、機械に頼りすぎずに暖かく過ごせる家づくりについてでした!

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