住宅ローンは「固定金利」にして精神衛生を良好に保つ
「住宅ローンは変動金利と固定金利のどちらを選べばいいの?」
この記事は、そんな疑問をもつ方に向けて書いています。
住宅ローンの金利上昇の話題に事欠かないこの頃。
変動金利にするか固定金利にするか、とても迷うところです。
収入やメンタルによって人それぞれではあるのですが、
私は「全期間固定金利」をおすすめします。
それは、心の健康を保つためです。
住宅ローンは「固定金利」にして精神衛生を良好に保つ
【平井美穂(2017)『住宅ローン 借り方・返し方 得なのはどっち?』、河出書房新社】
わが家は2019年にフラット35を利用して新築しました。
当時の金利は融資率9割以下(団信なし)で1.15%
フラット35SのAプランで、10年間は0.25%引下げの0.90%
そのとき参考にした一冊が、『住宅ローン 借り方・返し方 得なのはどっち?』でした。
参考にした箇所をご紹介します。
借入額4000万円・返済期間35年・元利均等返済の場合
変動金利0.625% ・ 35年固定1.15% の想定
「変動金利と35年固定の金利差は、わずか0.525%であり、月々の返済額の差9674円程度は保険料と思えば安いといえよう。」p.83
この一文に、私は納得しています。
金利上昇リスクから解放されるための保険料が、毎月1万円!
と考えてみるということです。
毎月1万円は決して安くはないのですが、それでメンタルヘルスが安定するなら安いもんだと、思えるかどうかですね。
その1万円の「保険料」すら払えないとしたら、住宅ローンを組む資格がないと思っています。
35年間も変動金利が0.6%のままであるとは限りません。
「金利が上がって、ローンを払えなくなってしまったらどうしよう……」
そのような心配を抱えたまま日々を過ごすのは精神的に良くないですよね。
金利上昇に一喜一憂しない、もしくは、金利が4%に上昇しても支払える、という方は変動金利を選んでも問題ないと思います。
ちなみに2024年10月現在、フラット35(融資率9割以下)の最も多い金利は1.820%です。
5年前と比べて、変動金利と固定金利の差は開いています。
ですが、私が今から家を建てるとしても、おそらく固定金利を選ぶのだろうと思います。
2014年に(10年前に)フラット35が2.0%を超えていたことを考えると、まだまだ許容範囲だと捉えています。
【まとめ】ライフプランニングをして家計のキャッシュフローを確認しよう
最後になりますが、住宅ローンを組む前に、家計の収支(キャッシュフロー)を確認する『ライフプランニング』は必ず行いましょう。
ライフプランニングした結果、支出が収入を上回ったり、生活がカツカツになったりしてしまう未来が浮き彫りになることも……。
そうであれば、残念ですが住宅購入を諦めざるを得ないかもしれません。
諦めないために、予算を減らして地価が安い場所を選ぶか、小さな家を建てるという選択肢も出てくるでしょう。
金融庁の『ライフプランシミュレーター』は簡単で使いやすいですよ↓
https://www.fsa.go.jp/teach/simulation/life_plan.html
以上、住宅ローンの選び方のご参考になれば幸いです。
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