【体験談】土地選びで失敗しないためのマインドセット
「土地選びで失敗したくない!」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
【体験談】土地選びで失敗しないためのマインドセット

私は土地選びで後悔したくなかったので、土地探しをする前に、土地についてある程度の【知識武装】をしました。
知識を身に付けたことで住みたい土地の条件を大幅に絞りつつ、納得のいく土地探しができました。
その上で自分の希望を合わせてみると、選ぶべき物件が自ずと限られていきました。
はじめは土地探しが終わりなき旅のように感じられたのですが、実際にはすんなり(1ヶ月ほどで)見つけることができました。
「失敗しない土地選び 15のチェック項目」も合わせてお読みいただければ幸いです。
住みたい土地の条件を絞る
当てずっぽうに土地を探していても、「もっといい土地はないか。」「全然いい土地がない。」と堂々巡りすることになってしまいます。
そこで、【土地選びの条件】を絞ることが欠かせないと思います。
わが家の土地選びの条件
- 予算は◯◯万円まで
- 中心地から離れたのどかで広い敷地
大きく分けると、条件はたったの2つです。
それぞれ深掘りしてみます。
①予算は◯◯万円まで
「建物にお金をかける!」と決めていたので、土地の予算は最小限に設定し、譲りませんでした。
土地に住むわけではなく、家に住みたかった
のです。
「安価な土地」のない物ねだりをしていると言われそうですが、最初から予算を上げると選択肢が拡がりすぎてそれこそ選べなくなってしまいますし、建物にかける予算が削られてしまいます。
わが家の予算は、「いくら田舎でもその安さは難しい」という予算だったと思います。
30件ぐらいの不動産に電話したり、出向いたりして、ほとんどが「それはちょっと…」という反応でした。
「見つかり次第連絡します」と言って折り返し連絡してきた不動産は1件でしたが、だいぶ日が経っていたので、その頃にはもう着工していました。
「安価な土地」といっても悪条件の土地では本末転倒ですから、国土交通省の公示地価などで適正価格を見極める必要があると思います。
結果的には、ほぼ予算通りの土地に巡り合うことができました。
②中心地から離れたのどかで広い敷地
土地は作れませんから、すべて希望通りにはいきませんし、掘り出し物が出てくるという淡い期待は淡いまま消えていくと思います。
「あるものから選ぶ」という覚悟
が必要だと思います。
予算にもつながるのですが、高望みしたり、見栄を張ったりしているうちは、いつまでも土地は見つからないと思います。
例えば、中心街の駅周辺は利便性がよく、何かと好都合なので多くの人にとって魅力的にうつりますが、当然割高になります。
私は、窓を開けた瞬間に隣家の人と顔を合わせることが嫌でしたので、それなりの「広い敷地」を希望し、中心地をはじめから除外しました。
そもそも中心地に行くのは、月1回の飲み会ぐらいでしたから、住む理由が薄かったです。
仮契約が白紙になることもある
ようやく土地が見つかり、仮契約に進んだのですが、1軒目は白紙になってしまいました。
白紙になった理由は、
「売主が高齢で、契約に立ち会えない」
というものでした。
真相は分かりませんが、売れないものは売れません。
売主が親族などに引き継ぐのを待ってみようかとも思いましたが、いつまでかかるのか予測できませんから、縁がなかったのだとあきらめることにしました。
希望にマッチしていた土地でしたのでけっこうがっかりしました。
そんなとき、わが家を建築する工務店の店長さんからは「よくあることです。また見つかりますよ!」と前向きな言葉をかけていただき、次に向かうことができました。
後悔は本当にないのですが、現在住んでる場所から近いこともあり、今でもその土地を見に行くことはあります。
ほどなくして現在の土地は見つかりました。
身の丈に合った条件のもとで、情報を収集し続ければ土地は選べる、終わりある旅だということを実感しました。
取引にはプロに同行してもらう
取引の際の注意点も述べたいと思います。
わが家の場合、
買主 ⇄ 仲介業者⇄売主
というおそらく両手取引だったのですが、不動産仲介業者が売主の味方をする可能性がないとも言い切れません。
そこで、
買主+建築のプロ ⇄ 仲介業者⇄売主
知識が豊富な工務店の店長さんに同行していただいたことで、安心して取引を進めることができました。
中心地から離れた、おいしい土地
私はたまに、「(わが家から数㎞離れた)中心地に住む人」から「そんな田舎に住んでるんだ…」のようなニュアンスで言われることがあります。
そのようなことを言われても、私はさらに田舎の出身ですので、特に気にすることはないです。
不動産の方からも、「買い物に不便ですよね。いずれ引っ越すんですか?」と聞かれました。
【おまけ】売れ残るおいしい土地
ここから推測されることは、
中心地から離れた土地は田舎だからやめておけ」と考える人が一定数いる
ということです。
近くに嫌悪施設があるわけでも、過去に河川の氾濫があったわけでもないのにです。
多少「交通の便が悪い」だけで、土地選びの選択肢から外されるのかもしれません。
これを逆手にとれば、「中心地から離れた土地」にはあまり手を出そうとしない好条件の土地が残っている可能性があるということです。
売主や不動産側としては、「値下げしないとずっと売れない」という焦りがあったのかもしれません。
実際にわが家は、公示地価(適正価格)より100万以上安く土地を購入することができました。
土地選びで失敗しないための心構えを主に書いてきましたが、住めば都、長年家族と暮らした土地には愛着がわくことも付け加えておきます。
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