【知らなきゃ損】夏はエアコン1台・ 冬はヒーター1台で過ごせる家
「一年中快適な家で過ごしたい!」と考えている人は多いのではないでしょうか?
真夏日にエアコンをガンガンにかけていればもちろん快適に過ごせるかもしれませんが、エアコンがかかっていない部屋に入った途端に不快に感じてしまいます。
冬も同様だと思います。
それは、「快適な家」ではなく、エアコンなどの機械によって「快適な部屋」をつくり出していると言えると思います。
私は「一年中快適な家」に住まわれることをおすすめします。
「一年中快適」というのは、人それぞれの感じ方があるとは思いますが、その一つとして、『暑い夏でも涼しく過ごせて、寒い冬でも暖かく過ごせる家』についてご紹介します。
【知らなきゃ損】夏はエアコン1台・ 冬はヒーター1台で過ごせる家
機械に頼り過ぎることなく「夏」は涼しく、「冬」は暖かい家
夏場は40℃近くまで、時にはそれ以上に暑くなる地域に私は住んでいますが、延床面積30坪の我が家には、1階リビングに「14畳用のエアコンを1台」しか設置していません。
2階にはエアコンがありません。
2019年7月31日(火)PM12:00 エアコンは冷房27℃運転
- 1階 リビング:29.5℃ / 湿度68%
- 2階 寝室 :31.0℃ / 湿度60%
- 屋外 :36.3℃ / 湿度51%
1階と2階それぞれに温湿度計を置いて、こまめに確認しているのですが、この日は1階と2階の温度差は1.5℃です。
エアコンのない2階寝室は多少モワッとしますが、サーキュレーターを使うと涼しく過ごせました。
ちなみにこの日、外の物置は触ると火傷するほど熱くなっていました。
私の地域は冬に氷点下になるのですが、我が家の暖房器具は、リビング設置の「温水ルームヒーター1台」だけです。
上記で説明したエアコンもありますが、暖房用には一度も使っていません。
温水ルームヒーターは、朝2〜3時間稼働すると切れるように設定しています。
2019年11月17日(日)PM8:30 ヒーターの稼働は当日朝の数時間のみ
- 1階 リビング:22.7℃
- 2階 寝室 :22.3℃
- 屋外 : 5.4℃
この日の1階と2階の温度差は0.4℃です。暖房器具のない2階寝室は多少ヒンヤリとしますが、吹き抜けのシーリングファンを回すことで肌寒くなることなく過ごせました。
ちなみにこの日、外のウッドデッキは凍るほど冷たく感じました。
なぜ、機械に頼らなくても夏は涼しく、冬は暖かい家を実現できるのか?
エアコン1台、ヒーター1台という必要最低限の機械で、快適な環境を実現するには理由があります。
- クアトロ断熱
- 相当隙間面積C値= 0.4㎠/㎡
①クアトロ断熱
「クアトロ断熱」に関しては当サイトの別な記事で解説していますので、そちらをご覧いただきたいのですが、簡単に説明すると、自然素材で高気密・高断熱を実現しています。
それでいて、調湿効果を発揮し、家が「呼吸」できる状態になっています。
自然素材の組み合わせによって壁が透湿、調湿、断熱、遮熱することで、家のどの場所もほぼ一定温度になります。
夏は日差しを遮ることで家の中が暑くなり過ぎず、冬は熱を逃がさない魔法瓶のような状態になることで冷え切ることがなくなります。
特筆すべき点は、家全体をビニールで囲って高気密・高断熱にする工法ではなく、自然素材で実現しているいうことです。
ビニールハウスのように家全体を密閉することで、エアコン1台とヒーター1台で過ごせる家を実現することも可能のようです。
②相当隙間面積C値= 0.4㎠/㎡
『相当隙間面積』とは、住宅の気密性能を表す指標ですが、簡単に説明すると「家全体の隙間を合わせると、どのくらいの隙間になるか」を表した数値です。
C値が小さければ小さいほど、気密性能が高くなります。
「0.4㎠/㎡」という結果は、およそ名刺サイズほどになります。
この数値は延床面積に応じて隙間の大きさが変わってくるのですが、我が家の延床面積が約100㎡ですので、隙間が40㎠…つまり名刺サイズぐらいとなります。
過去(平成21年に基準値は削除)には、国が示していた私の地域の基準は5.0㎠/㎡以下だったようですので、それと比べてどれほど気密性能が高いかご理解いただけると思います。
気密性能が高い=隙間が小さいということは、断熱効果を発揮し、熱が逃げにくくなるということです。
逆に言えば、隙間が大きい家で過ごすということは、窓を開けっぱなしにして年中過ごすようなものです。
【結論】エアコン1台でランニングコストをおさえよう
最後になりますが、エアコンが1台のみという機械に頼り過ぎない生活をすることは、ランニングコストをおさえることにもつながります。
エアコン複数台を同時に稼働すればそれだけ電気代はかかりますし、エアコンが故障したらその分修理費や買い替え費用がかかります。
以上、機械に頼り過ぎなくても夏は涼しく、冬は暖かい家、さらにランニングコストがかかりにくい家を検討されてはいかかでしょうか。
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