【衝撃】アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!

健康

「アレルギーと食べ物が関係しているとはよく言われるけど、どんな食べ物に気をつければいいの?」

この記事はそんな疑問をもつ方に向けて書いています。

【衝撃】アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!

【衝撃】アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!
溝口徹(2013)『アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!』、青春出版社

結論から言うと、アレルギーと食べ物が関係しているとはよく言われますが、「砂糖」をはじめとする糖質を控えること(糖質制限)が、アレルギー体質の改善につながるということです。

新宿溝口クリニックの溝口徹氏によると、「『糖質制限』をすることが、アレルギーの根本治療の基礎になる」とのことです。

新宿溝口クリニックでは心と身体の関係に注目し、いわゆる精神的な症状に対し、できるだけ薬にたよらない治療を行っています。

うつ病パニック障害統合失調症などの一般的な精神疾患から、ADHD/LD・自閉症・アスペルガー症候群・不登校など小児〜青年期に見られるトラブルまで対応しています。

新宿溝口クリニック

アレルギー症状に悩む人たちは、『甘いもの好き』という共通の食傾向があり、『糖質過多(ご飯好きやパン好き)』になっているのだそうです。

アレルギー体質を改善したいけれど、甘いものはやめられないという方には厳しい制限だとは思います。

そういう方が甘いものを食べたくなったときには、ひとまず『10分間』だけでも耐えてみるといいようです。

「食べたい!」という強い衝動は長くても10分程度しか続かないからです。

あとは、スクワットや腕立て伏せ、ダッシュなどのちょっと強めの運動をする。

その結果、腸を整えることにつながり、対処療法ではなく根本的な治療になるそうです。

なぜ、腸を整えるのか?

なぜ腸を整えなければならないのか。

腸内には100兆個、1000種類の常在腸内共生菌が存在しています。

そして、腸には免疫細胞や抗体の6〜7割が集中しているといわれています。

腸は体の最大の『免疫器官』であるからこそ、腸を整えることが治療の中心になっています。

アレルギー症状が悪化する流れ

アレルギー症状が悪化する流れをご説明します。

  1. 糖質の過剰摂取
  2. 血糖値を安定させるため、副腎からホルモンが分泌される
  3. 副腎に負担がかかり、ホルモンの分泌が減少する
  4. アレルギー症状の悪化

副腎とは?

副腎は血圧、血糖、水分・塩分量などの体内環境を常にちょうど良い一定の状態に保つためのホルモンをつくっています。これらのホルモンは生命の維持に不可欠ですが、多すぎても少なすぎてもいけません。

東京女子医科大学病院

アドレナリンやステロイドホルモンの一種である『コルチゾール』というアレルギーに対抗するホルモンが減少すると、アレルギー症状が悪化すると著者は述べています。

コルチゾールとは?

コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一種です。心身がストレスを受けると、急激に分泌が増えることから、「ストレスホルモン」とも呼ばれています。

コルチゾールの分泌過多は、ストレスから身を守ろうとして起きる現象です。瞬間的な量の増加に問題はありませんが、長期的なストレスにさらされることで、脳の海馬を委縮させることが分かっています。

さらにコルチゾールの分泌は、免疫系・中枢神経系・代謝系など、身体のさまざまな機能に影響を及ぼします。

それはたとえば、うつ病患者のコルチゾール値が高いことなどからも分かります。つまりコルチゾールは、ストレスと心身の健康状態を結びつける、大切なホルモンなのです。

医療法人 全人会 小西統合医療内科

コルチゾールはストレスに対抗する代表的なホルモンであり、アレルギーを防止する働きも持っているとのこと。

コルチゾールは多すぎても少なすぎてもダメということですね。

基本は「低糖質・高たんぱく」

他にも、『トランス脂肪酸』を多く含んでいるマーガリンなどを避けるといいようです。

アメリカでは、トランス脂肪酸の摂取量が厳しく制限されているとのこと。

日本ではなんら対策を講じていない背景を調べてみるのは必要なことかもしれません。

トランス脂肪酸とは?

あぶらには、常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)があります。これをまとめて、油脂(ゆし)と呼んでいます。この油脂は、脂肪酸グリセリンという分子からできています。この油脂や脂肪酸、グリセリン、コレステロールなどをあわせて脂質と呼んでいます。

脂肪酸は、炭素(C)の原子が鎖状につながった分子で、その鎖の一端に酸の性質を示すカルボキシル基(-COOH)と呼ばれる構造を持っているのが特徴です。脂肪酸は、人間のからだの細胞を作るために必要なので、食品を通してバランスよくとる必要があります。また、脂肪酸はエネルギー源としても使われます。

脂肪酸には、鎖の長さや炭素間の二重結合の数と位置によってたくさんの種類があり、炭素間の二重結合がない飽和脂肪酸と炭素の二重結合がある不飽和脂肪酸の2種類があります。

グリセリンは、脂肪酸のカルボキシル基と結合することができる手を3本持っていて、グリセリンに脂肪酸が3個つながったものは「トリアシルグリセロール(またはトリグリセリド)」と呼ばれています。私たちが普段食べている油脂の成分の多くはこのトリアシルグリセロールです。エネルギー源として使われる脂肪酸は、私たちの体内でトリアシルグリセロールとして蓄えられています。健康診断の項目にある血液中の「中性脂肪」とは、このトリアシルグリセロールの血液中の濃度を測定したものです。

不飽和脂肪酸には、炭素間の二重結合のまわりの構造の違いにより、シス型とトランス型の2種類があります。

シス(cis)とは、“同じ側の、こちら側に”という意味で、脂肪酸の場合には水素原子(H)が炭素(C)の二重結合をはさんで同じ側についていることを表しています。トランス(trans)とは、“横切って、かなたに”という意味で、脂肪酸の場合では水素原子が炭素間の二重結合をはさんでそれぞれ反対側についていることを表しています。

天然の不飽和脂肪酸のほとんどは、炭素間の二重結合がすべてシス(cis)型です。これに対して、トランス(trans)型の二重結合が一つ以上ある不飽和脂肪酸をまとめて「トランス脂肪酸trans-fatty acid)」と呼んでいます。グリセリンに結合している脂肪酸の一つ以上がトランス脂肪酸である油脂を「トランス脂肪trans fat)」といいます。  

農林水産省

【まとめ】アレルギー体質を改善する「根本療法」として砂糖をやめる

ここまで簡単に抗アレルギーについて説明してきましたが、あれこれ制限することは大変だと思いますので、なんとしてもアレルギー体質を改善したいという方は、まずは『砂糖断ち』から始めてみてはいかがでしょうか。

以上、アレルギー対策のご参考になれば幸いです。

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